下山ダニーロの気まぐれ日記

95年生まれサラリーマンの日記です。

高圧的な人との関わり方

 資格の課題に追われており少々期間が空いてしましましたが再開します。

 今回は、高圧的な人との関わり方について考えていきます。生きていく上で、高圧的な人と関わる機会は必ずと言っていい程あると思います。特に社会人の場合、上司や取引先等、継続した関わりを強いられるケースが多いと思います。

 まず、高圧的な人にみられる最も大きな特徴として挙げられるのが「物事が思い通りにいかない場合に感じるストレスが、一般的な人と比べて著しく大きい」ということです。身近な例だと、運転中に気性が荒くなったりクラクションを多用する人が概ねこれに当てはまります。またこの特徴にはもう一つの側面があります。それは「物事を思い通りに運ぶことへの執念が人一倍深く、思い通りになった際の喜びも著しく大きい」ということです。これは言い換えれば物事を必ず達成しようという「実行力」でもあり、プラスに作用する場合も多くあります。したがって、経営者や職場の上司には高圧的な人が少なくないのです。

 次に、この特徴を踏まえどう接するかを考えます。真っ先に思いつくのは「高圧的な人のやり方に忠実に従い、かつ一定の成果を上げ続ける」ことです。前述の通り、高圧的な人は物事が思い通りに進むと人一倍の喜びを得るので、最適なやり方かどうかは置いといても忠実に従うことで、良好な人間関係を築きやすくなります。ただしこのやり方だと、高圧的な人と接するストレスが大きいので、再現性が低いといえます。また、周囲からも媚びへつらっている印象を持たれる懸念があります。

 そこで今回、僕が実際に試して一定の効果を得られた手法が「高圧的な態度を取られても気づかないふりをして対等に話し合い、もしこちらが正しい場合には、こちらの主張へ誘導して相手に気づかせ発言させる、できなければ相手の逃げ道を用意する。」というものです。

 まずは最初の「気づかないふりをする」点です。一見ハードルが高そうに見えますが、コンプライアンスが整備された昨今で、暴力や極端な人格否定はそうそう行われないと思いますので、そこまで難しくはないはずです。(あれば今すぐ環境を変えるべきです)

 次に「対等に話し合う」という点です。高圧的な人は、多少間違った主張も持ち前の圧力で押し通してきた経験の持ち主なので、主張の粗さや矛盾が生じていることが少なくありません。なので理論武装をしっかりとし、自信を持って発言し話し合うことが必要です。(もちろん概ね正しいことを言っている場合は、多少の違和感があってもそのまま聞き入れた方が良いケースもあります。)

 次が最も大事で「自分の主張へ誘導して相手に気づかせ発言させる」という点です。これは高圧的な人の実行力を逆手に取った方法で、成功すれば理想的です。事前の根回しをはじめとした、議論の場で自分の主張に辿り着くヒントとなる情報を小出しにすることで、高圧的な人に自分の主張を思いついてもらい、自分の思う方向にもっていくという手法です。表面的に手柄は譲っていますが、主張の根拠を深くまで理解しているのはあくまでこちらなので、僕の経験上最終的に手柄は戻ってきます。

 最後に、もし誘導をしても自分の意見に流れてくれない場合は、自分の意見を主張し正しい方向に導くしかないですが、その際は必ず「相手の逃げ道を用意」してください。逃げ道を作らないと、思い通りにいかず人一倍ストレスを感じてしまいますので、フリだけでも相手の主張に理解と敬意を示してください。面倒ですが、高圧的な人は一度嫌った人に対しての妨害行為の実行力も凄いので、これを怠ると大変な事になります。

 今回は、高圧的な人との関わり方についてまとめてみました。僕は今のところはこの手法でうまくいっていますが、もっともっと場数を踏みアップデートしていく必要があると思うので、引き続き頑張ります。ではまた。