下山ダニーロの気まぐれ日記

95年生まれサラリーマンの日記です。

「苦手なもの」を無くさない

 子供の頃は、苦手な食べ物や科目等嫌いなものが多々あったと思います。もう少し成長すると、苦手な人も出てきたのではと思います。

 そこから大人になるにつれ、好き嫌いで物事を判断できる場面が少なくなり、苦手なものとも向き合わなければいけなくなります。そうしていくうちに、徐々に適応し、苦手でなくなっていくことも少なくないと思います。

 一見すると良いことのように思えますが、僕は良いことだけで無いと考えます。苦手なことこそ個性であり、その人の面白さだと思うからです。

 全ての苦手を克服し、多少得意なことがある状態を多角形状のグラフにすると、整った形に少しムラがある程度に見えると思います。

 対して、幾つか苦手なことがあり、多少得意なことがある状態を同じようにグラフ化すると、欠点が浮き彫りになりますが、得意なことも際立って見えます。つまり、苦手なもの(短所)のある方が長所を目立たせることができるのです。

 これは仕事の場面でも当てはまります。得意なことと苦手なことがはっきりしている方が、自分という人間を理解してもらいやすくなり、得意な仕事を頼まれやすくなります(もちろん苦手なことの量と度合いには依存しますが)。

 さらに苦手なものが共通していたりする場合、得意なものが共通しているよりも強い仲間意識を持つことができます(食の趣味が合うか否かも、好きな食べ物より苦手な食べ物への紐付きが強いと思います)。

 もちろん、社会の中で生きていく上では苦手なものは少ない方が良いです。ただ「苦手なものを0にしよう」というマインドやそうなっている状態が良いかというと、そうではないということです。

 なので僕は、どうしても苦手なものは一つの個性として受け入れ、大切にしようと思います。